古代ペルー海岸地帯の灌漑水路とトウモロコシ畑
鉄器時代 — 1,200 BCE — 500 BCE

古代ペルー海岸地帯の灌漑水路とトウモロコシ畑

ペルー海岸の乾いた谷あいで、人びとは土で築いた用水路から川の水を導き、トウモロコシ、カボチャ、豆、綿の畑を鮮やかな緑で満たしている。これは紀元前120~500年ごろのアンデス初期形成期の農村景観で、金属器に頼らず、木の掘り棒や籠を使いながら共同で水を管理し、砂漠の地を耕地へと変えていた姿を示す。低いアドベの住居や葦の囲い、湿った土に残る足跡は、太平洋岸の乾燥地帯で発達した灌漑農業が、のちのアンデス文明の基盤となったことを静かに物語っている。

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