パータリプトラで白檀を塗るグプタ朝のナガラカ
古代末期 — 1 — 500

パータリプトラで白檀を塗るグプタ朝のナガラカ

4世紀グプタ朝の首都パタリプトラにて、洗練された都市生活者「ナーガラカ」が、従者の掲げる青銅鏡を前に、身だしなみとして胸に白檀のペーストを塗っています。繊細なモスリンの腰布を纏い、彫刻が施された木製の腰掛けに座るその姿は、インドの「黄金時代」における貴族階級の高度な美意識と、静謐な日常の儀式を象徴しています。格子窓から差し込む朝の光が、テラコッタの床や蓮のフレスコ画が描かれた壁を照らし、古代南アジアの都市文化が到達した優雅で贅沢な暮らしのひとときを鮮やかに描き出しています。

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