鉄器時代地中海のオリーブ段々畑と羊飼いの群れ
鉄器時代 — 1,200 BCE — 500 BCE

鉄器時代地中海のオリーブ段々畑と羊飼いの群れ

乾いた地中海の斜面に、短い羊毛のチュニックをまとった羊飼いたちが、角のあるヤギと粗い毛並みのヒツジを、石灰岩を積み上げた段々畑のあいだへ導いている。銀緑色のオリーブの木、タイムや低木の茂み、籠を積んだロバは、紀元前700〜500年ごろの鉄器時代の暮らしが、牧畜とオリーブ栽培を組み合わせた堅実な生業に支えられていたことを物語る。こうした石積みのテラスは、乾燥した斜面の土を守り、水を活かし、海を結ぶ交易世界のなかでオリーブ油の生産を支える、地中海農村の知恵そのものだった。

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