14世紀ダマスカスの工房における真鍮への銀象嵌細工
後期中世 — 1300 — 1500

14世紀ダマスカスの工房における真鍮への銀象嵌細工

14世紀、マムルーク朝統治下のダマスカスにある工房で、熟練の職人が真鍮の盆に繊細な銀線を打ち込む象嵌(ぞうがん)細工に没頭しています。アブラク様式の縞模様の石壁や木製格子のマシュラビーヤ窓から差し込む陽光が、周囲に置かれた精巧な水差しや香炉の輝きを際立たせています。この地で完成された高度な金属工芸技術は、中世イスラム美術の黄金期を象徴する遺産として、当時の豊かな文化と東西交易の繁栄を今に伝えています。

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