デリーのレッドフォートで孔雀の玉座に座るアウラングゼーブ帝
近世 — 1650 — 1789

デリーのレッドフォートで孔雀の玉座に座るアウラングゼーブ帝

1670年頃のデリー、赤い城の「ディワーニ・カース(秘密の謁見の間)」にて、ムガル帝国皇帝アウラングゼーブが、無数の宝石を散りばめた伝説の「クジャクの玉座」に鎮座しています。白大理石の柱に施された精緻な貴石象嵌(ピエトラ・デュラ)や銀箔の天井は、帝国が絶頂期に誇った圧倒的な富と洗練された建築美を象徴しています。金糸の刺繍が輝く衣装を纏った皇帝と、それを取り囲む貴族たちの姿は、かつての南アジアを支配した帝国の威容と静謐な緊張感を鮮やかに描き出しています。

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