アントウェルペンの埠頭で荷揚げするオランダのフリュート船
ルネサンス — 1500 — 1650

アントウェルペンの埠頭で荷揚げするオランダのフリュート船

ヨーロッパ
16世紀後半のアントウェルペン港にて、特徴的な洋ナシ型の船体を持つオランダの貨物船「フルート」が、バルト海産の木材や新大陸の銀を陸揚げしています。毛皮の縁取りがあるダブレットと精巧なラフを纏ったフランドルの商人たちが検品に立ち会う様子は、当時のグローバルな海上交易がもたらした莫大な富を象徴しています。小氷期の冷たく湿った空気の中、人力のトレッドホイール・クレーンが稼働するこの光景は、中世から近代へと変革を遂げるルネサンス期の経済的活力を鮮やかに描き出しています。

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