ペルム紀の海綿丘と四放サンゴおよびコケムシの群生
ペルム紀 — 大量絶滅 — 299 — 252 Ma

ペルム紀の海綿丘と四放サンゴおよびコケムシの群生

極地
ゴンドワナ南縁の高緯度浅海に、後期ペルム紀末(約2億520万年前)を生きた冷水性の炭酸塩スポンジ・マウンドが、淡灰色の石灰質泥の海底からわずか1〜2 m盛り上がって見えます。ベージュ色の壺形海綿、ピンク色の被覆石灰藻、レース状のコケムシ群体、まばらな単体サンゴのロフォフィリディウム(Lophophyllidium)が低い生物礁状構造をつくり、その隙間には小型腹足類、クモヒトデ、そして50 cmほどの海綿のそばに寄り添う稚魚の条鰭類が身を潜めています。これは熱帯のサンゴ礁ではなく、砕けた殻片やコケムシ片に富む寒冷〜冷温帯の石灰質堆積環境で、長い極昼のやわらかな光の下に広がっていました。やがてこのような海の共同体も、地球史最大の大量絶滅「グレート・ダイイング」によって大きく失われていきます。

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