嵐の洪水に見舞われるデボン紀の海岸林
デボン紀 — 419 — 359 Ma

嵐の洪水に見舞われるデボン紀の海岸林

沿岸林
約3億8500万~3億6000万年前の後期デボン紀、ローラシアの低平な海岸氾濫原では、激しい嵐と海水の流入によって赤褐色のシルトを含む濁流があふれ、樹高8~15 mほどのアルカエオプテリス(Archaeopteris)の幹のあいだを広がっていました。画面には、深く張った根が崩れゆく泥の岸をつなぎ止める初期の森林と、あふれる三日月湖や汽水の水路、雨に煙る広大な湿地が見え、世界最初期の「森」がいかに大地を安定させ始めたかが伝わります。浅い濁水にはトリスティコプテリド類のような肉鰭類が姿をのぞかせ、岸辺にはパンデリクティスやエルピストステゲに似た初期四肢形類が潜み、魚から陸上脊椎動物への進化が進んでいた水辺の最前線を物語っています。

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