ミクラステル・ウニが生息する白亜紀後期のヨーロッパ白亜海
白亜紀 — 145 — 66 Ma

ミクラステル・ウニが生息する白亜紀後期のヨーロッパ白亜海

北半球
白亜紀後期、およそ850万〜700万年前の北ヨーロッパの浅い海では、コッコリソフォアの微小な石灰質殻が海底に降り積もり、まぶしい白いチョーク泥の平原をつくっていました。画面には、長さ5〜7cmほどのハートウニ類ミクラステル(Micraster)が半ば埋もれながら点在し、幅60cmにもなるイノセラムス(Inoceramus)の薄く大きな二枚貝殻が散らばり、その上を小型の硬骨魚類の群れが銀色にきらめきながら漂います。こうした穏やかな“ヨーロッパのチョーク海”は、のちにイングランドや北フランスの白亜質地層として残され、深い地質時代の海の静けさを今に伝えています。

Other languages