後期デボン紀のダンクルオステウスとクラドセラケの遭遇
デボン紀 — 419 — 359 Ma

後期デボン紀のダンクルオステウスとクラドセラケの遭遇

海洋
後期デボン紀、約3億8000万〜3億6000万年前のローレンシア西部の熱帯外洋棚では、頂点捕食者ダンクルオステウス・テレリが、銀灰色の初期サメ、クラドセラケの群れへ一気に突進していました。画面には、重装甲の頭胸甲と“歯”ではなく自己研磨される骨質の顎板をきらめかせる全長5〜6 mの板皮類が、薄暗い青緑の海を切り裂く緊迫の瞬間が描かれ、その脇を縞模様のアンモノイド類マンティコケラスが漂います。水中に満ちる微粒子と、下方へ沈むにつれて濃くなる暗がりは、深部に酸素の乏しい海盆が広がっていたことを物語り、生命の革新と海洋危機が同居したデボン紀の海の息づかいを伝えています。

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