金星のマクスウェル山を移動する大気処理装置リソブリーザー
太陽系拡張 — 2500 — 3000

金星のマクスウェル山を移動する大気処理装置リソブリーザー

27世紀半ば、金星のマクスウェル山脈を移動する全高400メートルの巨大構造物「リソ・ブリーザー(地殻呼吸器)」の威容です。このタングステン・カーバイド製の重工業装置は、過酷な高圧環境下で地殻を直接分解して大気へ酸素を放出し、副産物として精緻な炭素ダイヤモンドの立方体を積み上げていきます。灼熱の荒野をガラス状の道へと変えながら進むこの巨獣は、人類が惑星環境を根底から再設計し始めた「太陽系拡張期」における、壮大なテラフォーミング技術の到達点を示しています。

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